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SCYE BASICS × L’ÉCHOPPE × EFH / Episode

遂に明日リリースとなる<Scye × L’ÉCHOPPE × EFH>のスウェットシャツですが、今回のリリースまでの流れについて少しお伝えさせていただけたらと思います。

昨年のコロナ渦でのステイホーム期間でInstagramで思い入れのある洋服やアイテムをファッション関係の方々がバトンを繋ぐ形で紹介する投稿をよく目にしていました。そこで<L’ÉCHOPPE>コンセプターである金子さんが今回の復刻のきっかけとなるスウェットを紹介されていました。

パッと見は何てことない杢グレーのクルーネックスウェットなのですが、画像だけでも伝わる物としての存在感がありました。また金子さんのような長年多くの洋服を目にし、袖を通してきた方が何故このスウェットを選んだのだろうというのもとても気になりました。その時<L’ÉCHOPPE>では<Scye>とのお取り引きが無かったとのことで私がコンタクトを取らせてもらい企画が始まりました。

実際に金子さんが着込んだスウェットを見た時は目の詰まったスウェット生地の滑らかなタッチに20年も前の生地とは思えぬ驚きがありました。また袖や裾も良い感じに擦れていてヴィンテージの佇まいが<Scye>のブランドとしてのブレないキャリアを物語っているようでした。初めてのミーティングでその自らのブランドのヴィンテージを眺めるデザイナー日高さんやパタンナー宮原さんの我が子の成長を見守るような温かな視線や表情がとても印象に残っています。

そしてこれは2001年に企画された’02 S/Sシーズンの当時の仕様書です。
品番は「MPT-03AM」とありカットソー品番でブランド3番目のアイテムだったことが分かります。担当者欄には宮原さんの認印も確認出来ます。何気ないやり取りをきっかけにして過去のストーリーを紐解く面白い企画となりました。20年前のものから更にアップデートされた2021年版の最高なスウェットが出来ました。ぜひ多くの方にご覧いただけたら嬉しいです。